大阪府議会令和7年(2025年)11月定例会、11月28日採決の「中国の薛剣・駐大阪総領事の不適切なX投稿を非難し謝罪を求める決議」に対する民主ネット大阪府議会議員団態度と意見について
- nonoueai

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更新日:5 時間前
2025年11月28日
民主ネット大阪府議会議員団
代 表 山田けんた
幹事長 野々上 愛
大阪府議会令和7年(2025年)11月定例会、11月28日採決の
「中国の薛剣・駐大阪総領事の不適切なX投稿を非難し謝罪を求める決議」に対する
民主ネット大阪府議会議員団態度と意見について
去る11月8日付けの、薛剣・中華人民共和国駐大阪総領事のXでの投稿は、外交官としての品位を著しく欠くだけでなく、極めて不適切なものである。当該投稿は既に削除されているが、その後も関連した不適切と指摘せざるをえない投稿を行なっている。この問題について、本日、我が会派も賛同し、大阪府議会で非難決議が採択された。
大阪府議会は、少数会派が排除された中で決議の 文案調整が行われ、さらにその賛否に対する意見を表明する機会すら奪われている、非常に不健全な状態にある。
とりわけ、議会声明は幅広い視点を反映したものである必要があり、そのための手続き的正統性に関する配慮が著しく欠けていることには改善を要求するとともに、以下に挙げる論点について十分審議が尽くされるべきであると考える。
1) 前提として、互恵的で品位ある外交関係の構築を目指す立場から、総領事の発言そのものについて、厳重に抗議すべきものと考える。
2) 一方、決議ではAPEC首脳会議での日中首脳会談を根拠として領事の発言を非難しているが、これらの投稿のきっかけとなったのは、従来の政府解釈から踏み込んだ高市総理の国会答弁にあることから、その発言主旨について明らかにするとともに、誤解があるとするならそれを解消する必要がある。
3) 府民生活の観点からも、今行うべきは緊張緩和や融和であり、大阪府議会としては、府民が培ってきた文化・経済面での互恵的な交流を継続し、一衣帯水と称されてきた日中間の友好親善の継続・発展を第一にした観点から決議を起案すべきである。
本声明が、普遍的人権と平和主義という視点の欠けた決議になっていることに懸念する。
以上

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