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  • 執筆者の写真nonoueai

沖縄で今起こっていること〜ののうえ愛の辺野古リポート


沖縄県名護市辺野古。珊瑚礁のとても綺麗な、そして天然記念物のジュゴンが棲むと言われる海に、沖縄普天間基地の代替施設となる海上ヘリポート建設が進められようとしています。事業総額1兆円ともいわれるこの計画、全ていわゆる「思いやり予算」つまり私達が支払う税金で行われようとしているのです。

昨年4月19日、那覇防衛施設局が基地建設に向けた現地技術調査名目のボーリング調査を実施しようとし、それを阻止しようとする地域住民や全国からの支援者による座り込みが始まりました。

それから1年以上が過ぎた今も座り込みが続く現場を4月30日に訪れました。 辺野古は、沖縄の中でも、那覇市などを抱え人口が集中する南部から、北に20km程離れた名護市、更にその中心街から一山越えた海岸地域。沖縄の人にとっても感心が薄くなりがちな地域と聞きます。 その辺野古沖にヘリポート建設の計画が持ち上がったのは1996年。SACO(日米特別行動委員会)最終報告において、普天間基地返還の代替基地建設候補地として指名されてのことです。 以来、政府の具体的な説明がないまま、8年に及ぶ反対運動が続いています。 しかし、昨年4月のボーリング調査への着手、そして8月の沖縄国際大学へのヘリ墜落事故を受け、日本政府・在日米軍の動きが活発化しています。

阻止行動側もいよいよ正念場を迎え、24時間体制の海岸での座り込みはもちろん、海上ではカヌーや小型船を出し、ダイバーが飛び込んでの阻止行動や、海上のボーリング調査用足場での座り込みも続いています。 とにかく体をはって、そして「非暴力」を貫き通した反対運動。全国から駆けつけた若者の姿や、座り込みの続く海岸のテントには、地元のおじい、おばあの姿も見られます。

沖縄の小さな海岸で繰り広げられている問題は、実はしかし日米安保体制を背景とした日本全体の問題、更には世界規模で進められているアメリカ軍の再編問題と大きく関わっているのです。 そんな辺野古の問題、沖縄以外では、殆ど報道されていないが、HPでの情報発信がされています。まずは納税者として、これらの情報に触れるところから私たちには始めることが出来るのではないでしょうか。


辺野古関連お勧めリンク集(監修・武内邦晴)

ジュゴンの家 名護にあるリサイクルショップ「ジュゴンの家」のホームページ 若者たちが運営していて辺野古の座り込みにも参加しています。 ジュゴンの家日誌が結構おもしろい。

ちゅら海をまもれ!沖縄・辺野古で座り込み中! 大阪から座り込みに参加しているTさんのブログ。 やぐらの最新の状況を携帯から報告している。リンクが充実!

平和市民連絡会 沖縄の平和運動体のひとつ。沖縄のことだけでなく広く活動している。 が、やはり今は辺野古に力を注いでいる。

シンさんの辺野古日記 超有名!辺野古で阻止行動をしているシンさん(20)の現状報告の日記。携帯からもみられます。阻止船船長のため以前より更新が遅くなってはいますが・・・

2005年6月 野々上愛

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