先週、辻元清美衆議院議員の社民党に対する離党届が、提出から約1ヶ月を経て受理されたとの報道がなされました。辻元議員の社民党離党をめぐっては、高槻でも全国でも大きな話題となり、私自身も地元の人やマスコミからコメントを求められました。筆が重いな、と思い自身の考えをまとめるのに随分と時間がかかってしまいました。今更ではありますが、辻元清美議員の社民党離党について、ののうえ愛の意見をまとめてみました。
辻元さんとは学生時代に事務所ボランティアとして活動をお手伝いしていた時からのお付き合いで、私自身が市議選にチャレンジするときに様々な形で応援をもらいました。以降、辻元さんの選挙も、無所属の立場から応援してきました。 今回は社民党と辻元さんとの関係に一定の区切りがついたということ。他党の中のことは正直よくわかりません。ただ、2005年の復帰以降、小さな政党の中での役割分担の理想と現実に悩んでいる様子が見てとれました。国会で目いっぱい質問がしたい、全国の市民運動をつなぎたい、地元でも活動したい。一人ではとうていこなしきれない量の仕事に「仲間が欲しいわ。」としょっちゅう呟いていたように思います。 2002年に秘書給与流用問題で辻元さんが議員辞職したとき、これまで彼女を軸に結集してきた高槻の市民運動がバラバラになってしまうのではないか、と心配されました。2005年に社民党の比例復活で衆議院議員に復帰した後、それまでとは違った形にはなりましたが、また辻元さんを中心に政党や運動の枠を超えて、いろいろな人が結集してきました。 今回の多くの人には突然と受け止められた社民党からの離党は、辻元さんを核に集まってきた様々な市民運動、また政党に属さない私たち無所属議員のネットワークが、もし報道に言われるように彼女が民主党に行ってしまったら維持できるのか懸念がもたれます。 無所属で国会議員、特に衆議院議員を勤めていくことは本当に大変です。しかし辻元さんには政党の数合わせの一人となってしまうのではなく、この先起こるであろう、また起こって欲しい、政界再編の核となるべく活動の幅を更に広げて活躍してもらいたいと切に願います。
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