私個人としては、本当にあっと驚くような結果が局地的には見られたものの全体としては自民の勢力数も大きく変わらず、野党側が民主に収斂しただけで全体の構図が事前に騒がれたほど大きく変わらなかったのではと感じています。
小泉人気のかげり(賞味期限が切れ始めた)が見られた一方で共産・社民の再起の可能性が極めて低くなってしまい平和や憲法の問題が今後どう議論されていくのかそら恐ろしい気さえします。これから日本は本当に保守2大政党制へと向かっていってしまうのでしょうか。 また投票率が低かったのも本当に憂慮すべき点ですね。 そんな中いくつかの陣営の選挙の応援に走り回った2週間だったのですが、特に今回の自民対民主の、本当にAll or nothingの議論を見ていると、いかに今後の地方議会でその国の2大政党制への流れに巻き込まれない多様な局があることを主張していけるかが大きな問題になってくるように感じました。 お隣の選挙区と言う事で大阪9区の中北龍太郎さんのところへ一番多くお手伝いに寄せていただいたのですが「市民派弁護士」と平和の問題を中心に支持を訴えてきました。が、本当に驚くような惨敗に終わってしまい言葉もありません。「憲法9条」と言うキーワードだけで語っても多くの有権者に響かなくなってしまった平和の問題について、どう取り組んでいけばいいのか悩ましいところです。 皆さんは今回の選挙をどう評価されますか?どのように感じられましたか? 2003年11月 野々上愛
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