初めての本格的な議会、6月議会がようやく終わりました。会期は6月20日から7月16日までで、そのうち本会議が開催されるのはわずか5日間ということで、のんびり行きましょう、と考えていたのですが、意外に?多忙な日々を送りました。
まず、議会では、本会議、常任委員会そして議会運営委員会(議運)というのがあります。高槻市議会では議運は3名以上の会派の代表しか参加できないので(これもおかしな話とは思うのですが)野々上が力を入れるのは本会議と常任委員会(所属は文教産業委員会です)。
本会議では、個人情報保護条例改正案に関する質疑と一般質問を行いました。一般質問では、1つ、住民基本台帳の運用について、ICカード発行に伴う2次稼動と、DVやストーカー対策の要綱設置について。2つ、申請書類等の性別記載について。3つ、市政情報の積極的情報発信について、の3点を質問しました。~委員会では、住人基本台帳ネットワークシステムの2次稼動に関する問題、ICカード交付について。学校基金、これは小中学校の普通教室にエアコンを設置する話。阿武山図書館について、来年夏に完成予定で、建設運営にどのように地域住民が関わっていくかが課題。学校教育事業、多文化共生事業の廃止縮小について。以上4点を。 先にも触れたように、本会議開会日は1ヶ月に渡る期間中、5日間しかないのですがそれ以外の日に、一般質問や委員会質疑の情報収集、担当部局との打合せ、質問項目のすり合わせ、さらには当事者の方々にお会いして生の声を聞く。と言ったようにやらなくてはいけない事が盛りだくさん。
議会、と言うとその名のとおり「議論」をする所と思いがちですが、現実は中々そうは行かないのです。特に本会議はセレモニーというか、格式?を重んじる場で議員と役人の議論、答弁がかみ合わない、なんて事のないように事前に綿密に打合せが行われるのです。その事前のやり取りが結構大変!まずは質問の項目を提出するとその担当課の課長さんが、詳細な質問項目を教えてください、とやってきます。高槻市議会では一般質問は一人45分の制限時間があり、その間で質問をやり取りしなくてはいけないのですが、再質問も3回まで、と制限があります。その中で、一回目はこれを聞いて、2回目でこの話をして・・・と言った打合せを進めていくわけです。と言う事で、皆さんが本会議でご覧になる、もしくは議事録なんかでご覧になるやり取りはおおよそ原稿があるのです。と言う事で本会議でなかなかハプニングが起きないのはこう言うカラクリガあるから。それでも今回は、選挙後の初議会で新人議員も多かったため、思いもよらぬハプニングもありましたが・・・
むしろ、議論が面白いのは委員会なんです。委員会にかんしても事前に質問項目の刷りあわせは行われるのですが、本会議と違って、直接担当課長クラスとやり取りが出来るので本音での議論が行われやすいのです。ですから皆さんも傍聴の際は、実は委員会が面白くてお薦めです。
なにはともあれ、重要な事は本会議や委員会と言った市民の皆さんの目に見えるところではなく、内々のやり取りのうちに決まっていってしまう、と言う事が日常なんです。私はそれを少しでも市民のみなさんの目の触れるところで議論が出来るようにしていきたい!そう改めて決心しました。見える議会を志して頑張っていきますので、今後ともご注目下さい。
2003年7月 野々上愛
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