京大農場問題で大紛糾の9月議会

気が付けば9月も終わろうとしています。節電に明け暮れた夏から一転、少し過ごしやすい季節となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。4月の選挙以降、随分とブログの更新が滞ってしまい、大変申し訳ありません。日々の活動はtwitter http://twitter.com/#!/nonoueai でも発信していますので、よろしければご覧ください。

さて、久しぶりのブログポストは、高槻市議会9月定例議会についてです。最大の争点は、京大農場問題です。

阪急高槻市駅から京都方面へ徒歩10分ほどの所にある広大な緑の空間の行く末が大きな問題となりました。138億円をかけ京大農場を防災公園として取得する議案が提出されたのです。

事の発端は2003年。奥本前市長が「京大農場にサッカースタジアムをつくりガンバ大阪のホームタウンに!」と言う驚きの選挙公約を掲げた事から始まりました。

しかしその後この話は一向に具体化しません。その間に都市再生機構(UR)を介して京大農場を取得し、防災公園として整備する構想が持ち上がり、ガンバの問題は店晒しになりました。そして今年2月に京大農場の下に眠る弥生時代の遺跡の範囲が確定され、突然「100万人の劇場公園」と言うコンセプトが掲げられ議論が急展開したのです。 しかし今回の議案は問題点だらけ。京大と高槻市の間にURが入り、単純な土地売買ではなく中身が不明の「防災公園整備費」が上乗せされた金額が138億と割高な事。かつて高槻で同じ仕組みで行われた工事は落札率が不当に高かったことが指摘されています。 また今回提案の京大農場部分の面積が16ha、北側のJRまでの民有地が6ha、トータル22ha、甲子園球場約4個分の広大な面積の活用見通しが立たないまま”取りあえず”土地だけ買う、と言う事が提案されている点も大問題。市のスタンスはとにかく土地を取得して上面の利用形態は後で考えますと逃げ腰です。 ガンバ大阪や後援会がスタジアム建設に向けて署名活動など具体的な動きをしているのに、その事に対して市は知らぬ存ぜぬの態度です。 138億円の大半を起債(借金)でまかない、20年以上かけて支払ってまで買う土地についての議会への十分な説明がなされず、プロセスへの市民参加が圧倒的に不足している点など多くの問題が指摘され、9月14日の総務消防委員会でこの問題は異例とも言える継続審査となりました。 今後の扱いは未定で、年をまたいで再提案されるとも聞こえてきます。 一部報道ではガンバは吹田市とも交渉中ともされています。また京大農場の移転はいつ実現するかなど、改めて問題を整理して市民のみなさんと一緒に議論を進めていかなくてはなりません。 先日、ご縁があって初代農場長のお孫さんと一緒に京大農場を訪問しました。農場スタッフに案内いただき、おじいさんが手がけたという昭和初期から残る貴重な果樹などを見て歩きました。高槻の中心市街地からほど近い場所にこれだけの緑の空間が残されているのは、何物にも代え難い大きな財産だと思います。この穏やかな空間を未来へ引き継いで行きたいと強く感じさせられました。

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